エクストーンにてフロントエンドエンジニアをしております河﨑です。 北海道函館市にて4/22-24の3日間開催されているRubyKaigi。こちらに初参加したフロントエンドエンジニアの視点でDay2の体験レポートをさせていただきます。

スタンプラリー
まず大きなトピックとして、本日よりスタンプラリーが開始されました。 スタンプはスポンサーブースを巡って集めます。私もこれをきっかけにスポンサーブースを巡ってみたのですが、各社で多彩な企画を行っていたり、担当者の方から様々なお話を伺えたりしてとても楽しい体験でした。


セッション
本日も様々なセッションを拝聴しましたが、中でも印象に残ったのがこれから紹介させていただく2つです。
Programming with a DJ Controller - not vibe coding
このセッションはDJコントローラを使用して写真の現像やテキストエディタを操作するという内容。 デザイン系、映像系のソフトをMIDIコントローラで操作することはありますが、テキストエディタを操作するというアイデアには驚かされました。
他にもRactorからDAWにMIDI信号を渡してログを聴覚とDAWのUIで読むという手法も実践されていて、これらのデモで会場は大盛り上がり。

ちなみにデモ映像も公開されています。
x.comデモがうまくいかないときに眺める動画です!https://t.co/0qTN6oriuG#rubykaigi #rubykaigiC
— seki at druby.org (@m_seki) 2026年4月23日
Pure Intonation on Browser: Building a Sequencer with Ruby
こちらはシャサフ式という音楽理論に基づいたシンセサイザーとシーケンサーをWasmを使用してRubyで実装するというセッション。 この理論は一般的な西洋音楽で使用される12平均律ではなく純正律を用いた音楽理論です。 このシャサフ式は非常に奥が深いのですが、RubyKaigiの体験レポートではなくなってしまうため詳細な解説はここでは控えます。(図形譜的要素についてやこの理論における平均律の捉え方など語り始めたら止まらなくなってしまう)
この理論を実践する上での課題として、一般的なDAWでは純正律を用いた作曲が出来ないという点があります。シャサフ式を実践する際には41平均律に丸めるというアプローチが一般的なのですが、純正律のままで作曲が可能なシンセサイザーとシーケンサーを実装してしまったのがこのセッションです。 後半では、Wasm越しにWeb Audio APIを制御する方法やハマり所などについての解説をされていました。
Afternoon Break
午後にはAfternoon Breakという長い休憩があるのですが、メインアリーナでは音楽系登壇者によるライブパフォーマンスが行われました。
先ほど紹介させて頂いたシャサフ式シンセサイザー&シーケンサーのデモ演奏やライブコーディングによるライブパフォーマンス、ROLI Seaboardを使用した演奏など、技術的にも音楽的にも面白い体験でした。



ちなみに、同時刻にサブアリーナでもDay1の登壇者の方がライブコーディングによる音楽ライブを行っていたようです。(時間が被っていたためそちらには参加できず…無念……)
雑感
私はアートやデザインへの興味が強いタイプのフロントエンドエンジニアなのですが、現代音楽的な実験やHIDの拡張の試みなどの挑戦的なテーマのセッションも沢山あり、非常に刺激を受けました。 また、ここでは紹介を行いませんでしたが、言語問わず活用できる考え方の部分であったりネットワークについてのセッションであったり、フロントエンドエンジニアにとっても勉強になる内容も非常に沢山あり、Rubyistではない私にとっても有意義な体験でした!
個人的には家に帰ったらMax/MSPでシャサフ式音楽理論を実践してみようと思います。